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【NFTは今「冬の時代」です。】これまでのNFTと、これからのNFTについて【これからNFTを買ってみたいという方向け】

2023年10月10日

  • これからNFTを買おうと思っているんだけど「冬の時代」って言われているけどどういうこと?
  • 「冬の時代」ってなに?なぜ「冬の時代」になったの?
  • 2021年に盛り上がっていたNFTの時代はどこへ行ってしまったの?



そんな疑問を持たれている方は少なくないんじゃないでしょうか?

「冬の時代」とはNFT市場の活気が低下し、NFTコレクションのフロアプライス(流通市場でNFTを購入する際の最安値)は落ち込み、関心や取引が減少する期間を指します。

ぼく自身はNFTの購入はは2022年から始めており、「NFT元年」と言われている2021年を経験していないので
当時のことが気になったので改めて学び直しましたので記事にまとめました。



この記事を読んでわかること

  • NFTのこれまでの歴史
  • 暗号資産の大暴落の理由
  • NFTが「冬の時代」になってしまった理由
  • 今のNFTの環境で健全に楽しむ方法

これらについて、これからNFTを始めようと思っている方に向けて
なるべく簡単に分かりやすくまとめました。



はじめに

はじめに

近年、NFT(非代替性トークン)という言葉が急速に広まり、多くの人々が投資やコレクションとして関心を持つようになりました。

しかし、その一方で「冬の時代」という言葉も耳にするようになりました。

一体、なぜこれほどまでに注目されたNFTが「冬の時代」を迎えることとなったのでしょうか。

この疑問を持つ方は多いと思います。

この記事では、NFTの盛り上がりの背景と「冬の時代」の原因について解説していきます。

2021年にて「NFT元年」としての盛り上がりました

2021年は「NFT元年」とも称されるほど、一部の界隈でNFTに関する話題や取引が急増しました。

アートや音楽、ゲーム内アイテムなど、さまざまな分野でNFTが利用されるようになり、多くのクリエイターや投資家が参入しました。

しかし、その後の市場の動きは一転して冷え込むこととなりました。当時の盛り上がりの背景と、その後の変化について、本記事で探っていきたいと思います。



NFTの歴史を振り返る

NFTの歴史を振り返る

NFTの概念自体は2010年年代初頭から存在しております。
この章ではこれまでのNFTにおける主な出来事を簡潔にまとめました。

2014年〜2021年

  • 2014年 : NFTの原型となるプロジェクトが海外で登場
  • 2017年 : NFTコレクション「CryptoKitties」がリリースされ、大きな注目を集める
  • 2018年 : 著名なアーティストやセレブがNFTアートの制作・販売を開始
  • 2021年 : BeepleのNFTアート作品がオークションで6,900万ドルで売却される

2017年の「CryptoKitties」のリリースから銀行や投資家からNFTプロジェクトをサポートする資金が流れ込み、急速に市場規模が拡大していきます。

2021年にはBeepleの作品が6,900万ドルで売却され、NFT市場はさらに拡大し、「NFT元年」と呼ばれる年となりました。

海外のメジャーなコレクション



暗号資産の大暴落はなぜ起こったのか?

暗号資産の大暴落はなぜ起こったのか?

NFTは暗号資産(ビットコインやイーサリアムなど)の価値の変動に大きく影響を受けます。

2022年1月にはNFTの取引量が過去最高の60億ドルを記録し、NFT市場は非常に盛り上がりを見せました。

しかし、2022年を初頭をピークに暗号資産は大暴落をしていくことになり、NFTの市場も大きく落ち込んでいくこととなりました。

イーサリアムの価格推移(出典:Coinmarketcapより)



暗号資産大暴落の主な要因

  • 世界金融はロシアのウクライナ侵攻で不安定になり、アメリカの金利上昇の政策から多くの投資家が暗号資産を売りに出す
  • CeFi(セフィ)という暗号資産の貸出サービス行っている大手企業が不正をし破産

NFTと密接にあるイーサリアムも一時期の1ETH56万円から13万円まで価値が落ち込んでしまいました。

これまで投資目的で暗号資産やNFTを持っていた多くの人たちが撤退をしてしまいました。



暗号資産の大暴落がNFT市場に与えた影響

暗号資産の大暴落がNFT市場に与える影響

この章では暗号資産が暴落することによって、NFT市場に与えた主な影響を順を追って説明します。

  1. 暗号資産の大暴落:市場から多くの投資家(投機筋)が一時的に撤退。
  2. 暗号資産の回復開始:暗号資産の価値が徐々に回復傾向に入る。
  3. NFTの価値の上昇:暗号資産の価値が上がることで、NFTの価値も相対的に上昇。
  4. 新規NFT購入の難しさ:NFTの価値が上昇すると、新たにNFTを購入するのが難しくなる。
  5. 売り手の対応:売り手はNFTの販売価格を下げる。
  6. フロアプライスの低下:多くの売り手が価格を下げることで、NFTのフロアプライスが下がる。
  7. 投機筋の追加の売却:フロアプライスの低下を受けて、投機筋が撤退をするためさらにNFTを売りに出し、さらにフロアプライスは下がる。
  8. 市場流動性の低下:NFTの買い手が減少し、生成形AIの登場によりNFTプロジェクトが増加。市場は飽和状態となりさらに流動性が低下している。

こういった悪循環が重なり、NFTを売りたいけど買ってもらえず、新規購入をしずらい環境となり
市場の流動性を上げていた投資目的のコレクターの撤退してしまい、結果としてNFT市場は「冬の時代」となってしまいます。

国内NFT全体の価値はピーク時から約80%下落し、取引数、アクティブユーザー数も大きく減少したとも言われています。



https://twitter.com/zenryoku_eth/status/1695347978528325870
全力まん NFTさん(@zenryoku_eth)のXより



確かにこんな状況だと新たに「NFTを買おう!」って思う人が減ってしまう理由はわかります



今現在のNFT界隈の状況

今現在のNFT界隈の状況と今後
  • 国内のNFTユーザーはまだまだ少ない
  • 投資目的でのココレクターが減っているため、爆発的な価値の上昇は期待しづらい
  • ハイプ・サイクルでいうところの「幻滅期」
  • 大企業が徐々にNFT市場に参入してきている
  • コミュニティとしての動きが活発化

国内のNFTユーザーはまだまだ少ない

2022年4月の段階でOpenSeaでNFT購入者人口は約160万人と言われています。

そして、日本国内の購入者の人口は約15,000人から20,000人と言われています。

そういう意味でも国内のNFT普及率はまだま低く、世界的に見ると「冬の時代」と言われていますが
まだまだ国内のNFTの時代は始まってすらいないと言えるでしょう。

投資目的でのココレクターが減っているため、爆発的な価値の上昇は期待しづらい

しかし、事実としてこれまでNFTに多額の資金を投資していた、投機筋のユーザーは減ってしまっているため
現時点ではNFT全体が過去のような爆発的な価格の上昇は期待しづらいと言われています。

ハイプ・サイクルでいうところの「幻滅期」

『ハイプ・サイクル』 ※特定の技術の成熟度、採用度、社会への適用度を示す図

暗号資産の大暴落によって、NFT界隈は「幻滅期」に入ったと言われています。
しかし、世界的に見ても、もちろん国内でも盛り上がっているNFTプロジェクトは存在していて
徐々に安定期に向かうのではないかとも言われています。

大企業が徐々にNFT市場に参入してきている

スターバックスコーヒーがNFTを絡めた特典を用意したり、SONYが音楽やゲーム関連のコンテンツを中心にNFT化する取り組みを始めました。
さらに身近なところだとLINEが独自のブロックチェーンを使いLINE独自のNFTを始めるなどして、徐々にNFTが身近な存在に近づいていってはいます。

コミュニティとしての動きが活発化

NFTプロジェクトは国内でさまざまな活動が行われており、その中で目立ってきたのは、NFTを持つことで得られるユーティリティの向上です。

さらに、NFTコレクションを所持しているユーザー間での交流や、コミュニティ内でのイベント開催や支援活動も活発に行われています。

これらの動きから、NFTの価値は単なる価格的なものだけでなく、コミュニケーションツールとして、また所有することでの満足感を追求する方向へと進化していると言われています。





まとめ

この記事は、NFTのこれからでの歴史から、暗号資産の大暴落後のNFT界隈の状況をおおまかに書かせていただきました。

  • 2022年をピークにNFTは「冬の時代」に入った
  • NFT市場は「幻滅期」に入った
  • 国内市場は大企業の参入やコミュニティの価値の向上で全体的に上向き

「99%のNFTは無価値になる」とも言われており、今後NFTのコレクションがどんどん増えていくと
投機目的や持っていても何も得られないNFTは価値を失っていくのではないでしょうか?

イケハヤさんのVoicy



そういう意味でもこれからNFTを始めたいと思う方は、NFTプロジェクト自体の取り組みや
価格以外の満足度を求めていった方が健全にNFTを楽しめることでしょう。

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